近年わたしたちの暮らしている日本でも巨大台風が襲ってくるようになりましたね。今後もこうした大きな台風が日本にやってくる可能性が大きいので、もしもの時のために自分たちでできる事を初めてみてはいかがでしょうか?
しかも年々やってくる台風の質が変わってきたように感じますよね。日本やアジアを襲っている台風だけではなく、海外で起こっているハリケーンの被害も毎年甚大になっていくように感じます。
だからこそ台風やハリケーンについてを詳しく知り、どうやって自分たちの身を守ればいいのかについてを知って、その時のために備えておくことが重要なのかもしれません!
巨大台風のレベルともしもの時の準備について

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ここ数年世界各国で水害が多い年が続いていますが、これも実は地球温暖化と深い関係があると言われているのをご存知でしょうか。
これまではあまり耳にした事がなかった巨大な台風は、これからも増えると見られているため、その災害に対しての防災意識を高めて地域や個人での防災対策が必要と言われています。
普通の台風と巨大台風とはどこが違うのか、わかりにくいという方もいらっしゃると思うのですが、巨大台風というのはこれまでの台風の何倍ものパワーがあると言われていているのです。
もしも巨大台風が日本を襲う事が頻繁に起こるとしたら、その被害もこれまでの台風の被害とは比べ物にならないくらいの甚大なものとなるのです。
そのため、巨大台風が来る事を想定するのであれば、防災に関してもそれなりの備えをする必要と、いざという時のための知識を持つ必要が出てくるという事になるので、基本的な台風の仕組みや温暖化による巨大台風や台風などのレベルなどについても一緒にあわせて学んでいきましょう。
巨大台風と温暖化現象の関連性

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巨大台風はどのようにして発生するのでしょうか。まずは巨大台風と地球温暖化現象との関連性についてを調べてみましょう。
地球温暖化現象とは、オゾン層の破壊によってできたオゾンホールに、太陽や宇宙からの有害光線などが地球に降り注ぐ事によって起こっているという説と、地球の大気中に二酸化炭素などが増えてしまったために地球全体が暖かくなってしまうという説があります。
今もっとも有力とされている説は、大気中の二酸化炭素の量が増加した事によって起こっているという説だそうで、二酸化炭素が増加してしまっても地球には目には見えないバリアみたいなものがあって、そこから外に二酸化炭素が逃げていかないために、地球全体が温められてしまっているという事ですね。
これによって海水の温度が上昇したり氷が溶けてしまったりという事につながっているのです。
すると氷が溶けて真水が海水へ流れ込んでしまい海流が変化を起こしたり、ある一定の場所だけ海水の温度が下がったりといった現象が起こるのだそうです。
全体的に海水の温度が上がってしまう事によって、大気中に水分がたくさん蒸発していく事になり、それが台風を発生させて巨大化するという現象になっていくのだと言われています。
つまり地球温暖化現象がおさまらない限りは、こうした巨大台風のできるメカニズムが壊れないため、年々巨大台風の被害が増加していくという事が言えるのだそうです。
これまでは日本という国は海に囲まれているために、大きな台風が来たとしてもそれほど発達しない状態で来るために被害も毎回甚大という事はありませんでしたが、このように巨大台風が発生する事によって日本でもこれまでにない甚大な被害が想定されるのです。
台風のレベルって?

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みなさんは台風にレベルがある事をご存知でしょうか。国によって嵐の呼び方が違うのはご存知の事と思います。
例えば日本なら「台風」と呼びますが、アメリカなどでは「ハリケーン」という呼び方をしますね、さらに「タイフーン」や「サイクロン」や「ストーム」という呼び方をする国もあります。
ここで気になるのは国によって嵐の呼び方が違うのはそのお国の言葉だと思っている方がいるのかもしれないという事です。
実は台風などの嵐にはレベルによって呼び方があるのだそうです。例えば日本で言っている「台風」というものの定義は、太平洋、南シナ海などに発生する熱帯低気圧の中でも『最大風速が34ノット以上のもの』だそうです。
北緯2度~北緯40度付近の海上などで発生した熱帯低気圧が発達して、最大風速が34ノット以上になったものという事になるわけですね。

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ではタイフーンというのはどういうものの事を言うのでしょうか?
実はタイフーンというのはWMOという国際分類の定義上の呼び方で、最大風速が64ノット以上のものをタイフーンと言うのだそうです。
実はこのタイフーンはギリシャ神話から取ったとも言われているのだそうです。つまり日本の台風とは規模の大きさが全く違うという事になります。
ではハリケーンという呼び方をする嵐はどのくらいの大きさのものなのでしょうか。実は最大風速が64ノット以上の嵐の事をハリケーンと呼ぶのだそうです。
同じように、サイクロンというのも最大風速が64ノット以上の嵐の事を指していて、マレー半島よりも西にあらわれた熱帯低気圧の事をサイクロンと呼ぶのだそうです。
つまり日本で起こる台風というのは世界的に見ても半分くらいの威力しかないという事になるのですね。余談ですが、もしもアメリカなどで猛威をふるっている巨大ハリケーンが日本を襲ったら、日本全土がすっぽりと入ってしまうほど大きいのだそうですよ!
台風に備えるために必要なのは住んでいるところのリスクを知る事

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巨大台風が起こった時の事を考えたら頭がハゲてしまいそうですが、まず巨大台風に備えるために必要なのは、自分が暮らしている地域や土地がどんなところなのかを知る事が一番重要な事であると言われています。
これは例えば近くの河川が氾濫する恐れがある?とか、海が近くにある場合には高波などがくる恐れはない?またはがけ崩れによって被害を受ける場所なのかな?分断されてしまう可能性はないのか?などと色々な事を知る必要があります。
例えば河川の氾濫によって家が浸水してしまったり、ひどい時には家が倒壊してしまったり流される可能性があったりと、心配すべき場所はたくさんありますよね。
でもさすがに個人で河川の氾濫をおさえる事はできないので、これは地域の住民や市町村役場などと相談しながら防災につとめる必要があると思います。
ただ、もしもの時のために個人でできる事はたくさんあるので、個人でできる備えをする事は必要になると思います。

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また、「自分の暮らしているところは山だから大丈夫だろう」なんて思っている方もいるかもしれませんが、もしも巨大台風が襲ってきたら、今までの常識では考えられないような事が起こる可能性もあります。
がけ崩れや土砂崩れなどが起こる心配はないのかや、地域の防災についてはどうなっているのかなどを、あらかじめ調べておく事は悪い事ではありません。これも自治会や市町村の役場などと相談しつつ防災につとめる必要はあると思います。
巨大台風が襲ってきた場合の事を考えると、「自宅の強度はどうなのか」というところも心配ですよね。今は地震に関する情報がたくさんあるようですが、災害は地震だけではありません。
巨大台風も人間には防ぐ事ができない自然災害ですので、ある程度備える事は重要な事であると言えるわけです。
では具体的に巨大台風にどのように備えたら良いのかを考えてみましょう。
巨大台風に備える

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巨大台風がどのくらいの大きさなのかというのは、実際に台風が発生してみないとわからない事ですが、風速が強い台風だった場合には送電線などが切れてしまう可能性も考えて、停電した時のために懐中電灯などは必要不可欠だと言えるのではないでしょうか。
また、ガスや水道が止まる可能性は無いとは思うのですが、火を使わなくても食べられる食品などを購入しておくのも良いでしょう。これは地震対策用に購入した非常食でも十分だと言えますね。
次に重要なのは水です。例えば被害が甚大だった場合に衛生面で問題がある可能性を考えると、家族が救助される間の飲料水などは確保しておく必要があるのではないでしょうか。
これも地震の時と同じように、最低でも3日分くらいは持っておいた方が良いですね。一般的に救助が完全に来るには最低でも3日はかかると思った方が良いと言われているので、そのくらいは用意しておいても問題は無いと思います。

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それに救急用の薬などもあると良いでしょう。そして重要なのは、もしもの時にどこに避難するのかを家族で話し合っておく事です。
これは地震が来た時にも言える事なのですが、もしも家族がバラバラの状態だった時などに、探して歩いて被害に遭うケースが多いのだそうですね。
もしも家族がバラバラの時に災害が起こったとしても、それぞれが避難する場所を決めておけば被害を最小限におさえる事ができるのではないでしょうか。その他にも色々な備えが考えられます。
例えば日本家屋は瓦などが使われている事が多いですが、瓦やトタンなどが吹き飛んでしまうという事も想定する事ができますよね。これについても自分でできる防災と、業者などに依頼して補強してもらえる防災とにわけて考えて備えるのも良い事ですね。
台風などの被害で意外と多いのは屋根を補強しようとして飛ばされて亡くなるという事故です。こうした事をなくすためにも巨大台風が来る前に業者に依頼して補強などをしておく事をお勧めします。