今回はさくらインターネットでのCronの設定の方法を公開します。さくらインターネットはX-serverのCronの設定方法とは違うのですが、さくらインターネットの方が設定の方法は簡単なので初心者の方でも簡単にできると思います。
前回も話した通りX-serverの場合のCronの設定は0分~59分までを全て記入しないといけませんでしたが、さくらインターネットの場合は設定する数字は一つだけで良いのでとても設定が楽なのが特徴と言えるかもしれません。
さくらインターネットでのCronの設定の方法をするために、まずはさくらインターネットの管理画面にログインしていつもの画面(ログインすると出てくる最初のページ)の左サイドバーの『Cron』の設定というところをクリックしてください。
するとCron設定一覧というのが出てくると思うので、新規項目の追加というボタンを押してみましょう。ちなみにさくらインターネットでのCronの設定は全部で5つまでとなっているのでよーく考えて設定をするようにしましょう。
Cronの新規項目の追加というボタンを押すと次のような画面に入る事ができるので、そこで設定をしていく事になります。
ここの画面で設定ができるので楽です。
この画面で見てもらうとわかるように、Cronの設定をするために必要なのは「実行コマンド」という部分と「実行日時」というのと「コメント」という部分のみの設定となります。
まず実行コマンドですがここには投稿予約をするためのプログラムまでのアドレスを間違わないように記入していかなくてはなりません。つまりここで違うアドレスを入れるとCronは設定できても動かないという事になります。
絶対パスは次の様に入れてください。ただしアドレスは自分のアドレスなどを入れる部分には自分のものを入れるようにしてください。例えばドメインがsakura123だとしたらドメインの場所にこのドメインを入れる事になります。
cd /home/ドメイン/www/mtの入っているフォルダまでのアドレス/; ./tools/run-periodic-tasks
この時、コマンドの標準出力をメールで送って欲しいという場合は、コマンド(絶対パス)の後ろに次のように記述しましょう。
1> /dev/null
これを入れておけば最初からあるメールアドレスであるpostmasterのメールアドレス宛にメッセージが送られてくるので安心です。テストをしている時などにはこの記述をしておいて、動作を確認したらこの部分を消せばメールは届かないので安心です。
次に実行日時ですが、設定するのは『月』『日』『時』『分』『曜日』の部分ですが、設定をより細かく設定するのであれば、『月』『日』『時』の部分までは『*』アスタリスクを記入します。上記の画のように入力してください。
必要なのは『分』の部分なのですが、一般的にブログなどのプログラムを動かすのであれば、この分の部分に設定をする事になります。上記の画の様に0と入れれば自由自在に投稿予約ができるという事になります。
例1
これは5分おきに実行する設定
例2
これは6時間おきに実行する設定
例3
これは1月日1時30分に実行する設定
例4
これは毎年毎月1日と15日6時30分に実行する設定
コメントの部分には自分が何のCronの設定なのかがわかるようなタイトルをつけてあげましょう。以上でCronの設定は完了しました。試してみてください。
そして最も重要なのはさくらインターネットにインストールしたmtの中にあるrun-periodic-tascsの属性を変更してあげる事です。これを変更しておかないといくらCronの設定がうまくいっていても動きませんので必ず属性変更をしておきましょう。
run-periodic-tascsのある場所は通常はmtのプログラムの中のtoolsというフォルダの中にあるので、右クリックをして属性変更をしてあげます。変更する属性は705もしくは755を入れてあげましょう。
これでCronの設定に必要なものは全て入力する事ができました。あとは日記を書いてそれを投稿予約をして試してみる事をお勧めいたします。ただし注意があります。
これはさくらインターネットじゃなくてもどこのレンサバでも同じですが、あまりサーバーに負荷をかけないようにしなくてはなりません。記事を書き溜めて投稿予約をするのは一般的ですが、短時間にいくつも記事を投稿予約するのはやめましょう。
サーバー側もあまり頻繁に負荷がかかるようであれば当然ですがCronの設定を無効にする事もありますので注意しましょう。これはさくらインターネット側のCronの設定をするところでも注意として記述してあるのでルールを守って使いましょう。