【防災】地震が起きた時には二次災害に注意しよう!

災害への備え!防災情報

地震よりも二次災害の方が怖いって本当?

巨大地震が来たらどうしようか、なんていつも考えていては疲れてしまいますが、大きな地震が来た事によってたくさんの死者や行方不明者が出た事は間違いありません。

でも実際に巨大地震が起こったとしても、人間や動物というのは死んだりはしないものなのです! 今回はなぜ巨大地震が起こった時に命を失うような被害が出るのかについてを簡単にまとめてみました。

地震で亡くなる方は意外と少ない!

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地震が来る事によって家が倒壊してしまったり家財が壊れてしまったりと色んな被害が予想されますが、実は地震の被害というのはそれだけではなくもっと悲惨なものが多い事をご存知でしょうか。

というのも例えば巨大地震が起こったとして、その上に人がたくさんいたとします。その人たちはどうなるのかというと意外と怪我などはしないものなのだそうです。

でも実際には巨大地震によってたくさんの人が怪我をしたり亡くなったりしていますが、こういう被害というのは一体なにがもたらしているのでしょうか?

それは地震による二次災害や三次災害というもので人は怪我をしたり最悪は亡くなったりしてしまうというのです。

例えば自然災害としての二次災害の代表と言えば「津波」や「土砂崩れ」や「陥没」などですが、巨大地震が起こった時間帯によっても被害が拡大する事もあります。

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関東大震災の起こった時間帯はお昼の時でしたので、揺れによってたくさんの家から火が出てしまい、地震ではなくて火災によってたくさんの方々が亡くなっているのです。これも地震による二次災害だと言えるのではないでしょうか。

関東大震災が起こった当時というのは今のようにガスコンロなどではなく、七輪などを使っている家庭がとても多かったために火災があちらこちらから発生してしまったようです。

そしてこうした火災というのはそこだけ燃えれば済むという事ではなく、あちらこちらで起こった火災が少しずつ合体していき、やがて巨大な火柱となって竜巻のような風を発生させてしまいました。

その竜巻のような火柱が人々を次々と襲ってしまったのです。そのために関東大震災で亡くなった方々のほとんどは火災によって亡くなってしまったのだそうです。

また、阪神淡路大震災の時には明け方という事もあって、皆が眠っている時間帯に発生しました。家で眠っている時に起こった巨大地震は木造家屋などを倒壊させてしまいたね。

家の下敷きになってしまったり倒れてきた家具などによって圧死してしまったりという事が多かったのだと聞きます。このように地震自体では被害が少なくても二次災害によって命を落としたりする被害が多くなってしまったりするのです。

阪神淡路大震災や東日本大震災で得た教訓

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阪神淡路大震災では家屋の倒壊による圧死が多かったり、倒れてきた家具や壊れた食器などで怪我をした方が多かった事もあって、阪神淡路大震災での教訓としては家屋が倒壊しないように免震や耐震についてを考えるべきでしょう。

それだけではなく、家具の転倒防止やガラスなどの破損に対する予防などをするというのも良い事だと言えるのではないでしょうか。

さらに時間帯によっては火災が発生する恐れがあるので、揺れを感じたらすぐに火を消すなどの癖をつけておいた方が良いというのは当然ですね。

特に食事時の注意点としては、熱湯やスープなどの熱いものがかかって火傷などをしないように注意したりもしなくてはならないでしょう。その後治療を受けられるかがわからないからです。

ですが揺れを感じて火を消しに行った直後に強い揺れが襲ってきた場合だと、なかなかパッと対処する方法は無いのが現実ですので、ガスコンロに揺れを探知したら火を消す機能があるといいですね。

ガスコンロの中には揺れを感じたら自動的にoffになるものもあるので、そういうコンロに変えるというのも一つの対策だと言えるかもしれません。

家具の固定は普段から行う!

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ガラスの食器などが入った食器棚の固定も忘れる事はできません。背の高い食器棚だった場合には天井などに固定をする器具をつけたりして転倒防止をすると良いですね。

そして食器棚を固定しても中に入っている食器が飛び出してきては何も解決になりませんので、食器棚を選ぶ時に取っ手を何かで固定できるタイプのものがお勧めです。

例えばチャイルドロックのようなもので固定しておく事によって、食器が落ちて割るのを防ぐ事ができます。こうした工夫というのも必要なのではないでしょうか。

東日本大震災での教訓として言えるのは、大きな津波を伴う地震の場合の津波への対策というのも必要になってきますね。

これは自治体や国などが迅速に対策をしてくれるのを待つしかないのが現状ですが、例えば住民が訴えれば自治会や国も迅速な対応をしてくれる可能性もあるので、危険な区域に暮らしている方々は特に早目の対策をしてくれるよう働きかけたりしても良いでしょう。

あらかじめ避難する場所を決めておく! それぞれが必死に逃げる!

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その他には例えば津波が襲ってきた時のための家族同士での話し合いというのも必要で、もしもの時には探し回って津波にのまれたりしないように避難先などを指定しておきましょう。

バラバラな場所にいても、集合場所へ集まるように普段から独自に訓練などをしても良いかもしれません。大切なのは自分が原因で大切な家族を失ってはいけないという事です。

何かあったら何よりも自分が逃げる事を優先する事が家族全員を無事に再会させる方法だという事を忘れてはいけません。

ご近所さんと普段から良好な関係を持っていると、お年寄りや小さな子供を安全な場所へ迅速に連れていく事ができるのも事実なので、普段からいざという時には助け合えるような関係を築いているといいかもしれませんね。

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